中国最新法律Newsletter Vol.2を発行いたしました。

中国最新法律Newsletterバックナンバーはこちらからご覧いただけます。

*******************************************************************************************

1.　 『ネットワーク安全法』施行後の4年を振り返って （二）～データ等の越境に関する中国の規制～（弁護士 竹田 昌史 ・ 中国律師 張 鵬程）
一、はじめに
　前回に引き続き、2017年のネットワーク安全法（以下「ネット安全法」といいます。）の施行から4年間を振り返りますが、2021年9月1日よりデータ安全法1が施行され、同年11月1日からは個人情報保護法2の施行を控えており、個人情報を含むデータの処理3を規制する基本三法が揃いました。最近では日中間の越境ECビジネスが一般化しており、また中国市場で得られた様々な情報やデータ4を日本本社で管理、分析する企業も増えており、中国からのデータ等の越境の問題は非常に関心の高いテーマといえます。そのため、今回は、これら基本三法におけるデータ等の越境について解説していきます。 ...(続きはPDFをご覧ください）

2.　中国ライフサイエンス・ヘルスケアの法務 第2回 ～中国GVP（薬物警戒品質管理規範）の施行（2021年12月1日）を迎えて（1）～（弁護士 高槻 史）
１. 中国医薬品GVPの制定と施行
　今回のニューズレターでは、2021年5月7日に制定され、 2021年12月1日から施行される新しい薬物質管理規範（Good Vigilance Practice、以下「中国GVP」）において求められる市販後の安全管理体制等について紹介をしたい。... ( 続きはPDFをご覧ください）

3.　新法紹介
１ 個人情報保護法
　 中国における個人情報保護に関する基本法である。個人情報やセンシティブ個人情報の定義、その取扱に関する基本的なルール及び個人の権利等が規定されている。日系企業にとって注意すべきは、 中国ビジネスを営む日本企業に対しても適用があるとされている点と、中国で収集した個人情報の域外移転についてのルールが定められている点である。参考のために全文を最後に掲載する。... ( 続きはPDFをご覧ください）

4.　中華人民共和国　個人情報保護法 (大江橋法律事務所仮訳)
　第一章 総則
　　第一条 個人情報の権益を保護し、個人情報の処理活動を規範化し、個人情報の合理的な利用を促進するために、憲法に基づき、本法を 制定する。
　　第二条 自然人の個人情報は法律による保護を受ける。いかなる組織、個人も、自然人の個人情報の権益を侵害してはならない。... ( 続きはPDFをご覧ください）