大江橋ニュースレター 2022年4月号を発行いたしました
2022.04.01
大江橋ニュースレター 2022年4月号(通巻52号)を発行いたしました。
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1. 野村HD・野村証券対日本IBM高裁判決にみるシステム開発の実務的ポイント(弁護士 廣瀬 崇史)
システム開発は、事業上重要な事項である一方で、紛争化するリスクを抱えて
います。本稿では、野村HD・野村証券対日本IBM訴訟の東京高裁判決における
事実認定の内容及び法的判断を整理し紹介するとともに、実務上参考になるポ
イントをご報告します。
2. ESG投資とグリーンファイナンス(弁護士 十河 遼介)
企業においてSDGsやESGを事業目標に組み込むことが不可欠な状況となってい
ます。既存の事業にSDGsやESGのラベルを貼って事業目標とするだけという結
果を回避するためには、資金調達による予算確保の手段を知って、十分な対応
方針の選択肢を確保しておくことが有用です。本稿では、SDGsやESGの概略を
説明した上、ESG投資やグリーンファイナンスによる資金調達方法について解
説します。
3. 2022年4月1日から段階的施行「育児・介護休業法」の改正のポイントと実務上の留意点(弁護士 国本 麻依子)
出産育児等による労働者の離職を防ぎ、希望に応じて男女ともに仕事と育児を
両立できるようにするため、2022年4月から、改正育児・介護休業法が段階的
に施行されます。産後パパ育休の新設や育休の分割取得、企業による意向確認
の義務化などが順次スタートし、企業にも改正法に合わせた制度設計などの対
応が求められます。本稿では、育児休業に焦点を当てて、改正のポイント及び
求められる実務対応について、解説します。