中国最新法律Newsletter Vol.20を発行いたしました
2023.03.28
中国最新法律Newsletter Vol.20を発行いたしました。
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1. 中国事業の不正リスク対応⑵~中国子会社との情報共有の円滑化~(弁護士法人大江橋法律事務所 弁護士 松井 衡 )
前回に引き続き、近年の中国子会社における不正調査の課題を検討します。今回取り上げるのは、不正会計の疑いが生じた中国の連結対象子会社が、親会社主導の不正調査に協力せず、証拠隠滅などもあったと報告されたRV社の事案(「RV社事案」)です。その結果として、日本本社の決算手続に支障が生じました。これを、2020年9月及び同年11月に開示された調査報告書1に基づいて分析します。なお、本稿で使用する略語のうち、「RV社」とは、RV社事案の調査を実施した東京証券取引所上場企業を指します。本原稿で定義する以外の略語は、脚注1に示すRV社特別調査委員会の調査報告書の定義によります。... ( 続きはPDFをご覧ください)
2. 中国ライフサイエンス・ヘルスケアの法務 第17回~医薬品、化粧品、医療機器の品質安全実施主体責任監督管理規定の施行~
(弁護士法人大江橋法律事務所 弁護士 高槻 史 )
1.品質安全実施主体責任 2022年12月29日に、医薬品、化粧品、医療機器のMAHによる品質安全管理規制として、「医薬品上市許可所有者の品質安全実施主体責任監督管理規定」、「企業の化粧品品質安全実施主体責任実務監督管理規定」、「企業の医療機器品質安全実施主体責任実務監督管理規定」がそれぞれ制定され、2023年3月1日から施行された。... ( 続きはPDFをご覧ください)
3. 新法紹介
1. 「個人情報越境移転標準契約弁法」 国家インターネット情報弁公室(CAC)は、2023年2月24日付けで、部門規則である「個人情報越境移転標準契約弁法」(以下「本弁法」という。)を公布した。本弁法では、本弁法の適用要件、所管部門への届出の要求、契約のサンプル等が規定され、安全評価審査の申告要件を満たさない個人情報の越境活動に対する規制が本格的に始動することになる。 ... ( 続きはPDFをご覧ください)
4. 【中国からの風便り】春は政治の季節(弁護士法人大江橋法律事務所 弁護士 竹田 昌史 )
3月に入ると少しずつ春の訪れを感じますが、中国ではこの時期に、毎年恒例の中国最大の政治イベントである全国人民代表大会、いわゆる全人代が開催され、政治の季節を迎えます。今年も3月5日に第14期全人代の第1回会議が開幕し、同月13日に閉幕しました。 ... ( 続きはPDFをご覧ください)