中国最新法律Newsletter Vol.36を発行いたしました。

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1.　自由貿易試験区におけるデータ越境移転に関する新展開～バイオメディカル分野を切り口に、天津自由貿易試験区のデータ越境移転ネガティブリスト及び上海自由貿易試験区のデータ越境移転一般データリストについての考察～（弁護士法人大江橋法律事務所　弁護士 竹田 昌史 ・上海翰凌法律事務所　律師 孫 宇川）
　2024年3月22日に公布・施行された『データ越境流動の促進及び規範に関する規定』第6条は、自由貿易試験区に対して、国家のデータ類型別・レベル別保護制度の枠組みの下で、試験区内においてデータの越境移転安全評価、個人情報の越境移転標準契約、個人情報の保護認証管理の範囲に入れる必要のあるデータのリスト（いわゆる「ネガティブリスト」）を自ら制定することを許容した。... （続きはPDFをご覧ください）

2.　中国ライフサイエンス・ヘルスケアの法務 第22回～上海化粧品広告宣伝ガイドライン～（弁護士 高槻 史）
1. 化粧品の効能効果表示及び広告宣伝に関する規制　中国国内で生産又は販売される化粧品1（特殊化粧品、普通化粧品）は、化粧品分類規則及び分類目録（2021年5月1日施行、以下「分類目録」という。）に従い、効能効果表示、作用部位、製品剤型、使用対象群等の項目に応じて分類の上、登記/登録される。... （続きはPDFをご覧ください）

3.　新法紹介
1. 全国人民代表大会常務委員会による「漸進的な法定定年退職年齢延長の実施に関する決定」　医療技術の進歩と出生率の低下により、中国も含めて多くの国で人口構造が高齢化しており、高齢化社会への対処は各国の喫緊の課題となっていると思われる。中国の全国人民代表大会常務委員会（以下「全人代常務委員会」という）は、2024年9月13日に、来年1月1日より施行される「漸進的な法定定年退職年齢延長の実施に関する決定」（以下「本決定」という）を公布し、法定の定年退職年齢を段階的に延長することを正式的に決定した。... （続きはPDFをご覧ください）

4.　【中国からの風便り】こんなCASEはいかがでしょうか。（弁護士 竹田 昌史）
　中国での日常生活でよく使う交通手段の一つとしてタクシーがあります。先日、タクシーに乗った際、とても新鮮な体験をしました。中国ではライドシェアが一般的になっており、最近では、通常のタクシーよりライドシェアのタクシーを使う機会が増えています。主な理由としては、様々な特典が付いて価格がリーズナブルなこと、領収書も紙ではなく電子版で受け取れること、一つのタクシーアプリの中に多くのライドシェアサービスが入っており比較できることなどが挙げられます。... （続きはPDFをご覧ください）