【オンラインセミナー】最新判例解説セミナーシリーズ第20回：就労時の身だしなみに関する最新裁判例解説

2023.02.17

　従来、就業規則の中に身だしなみに関する規定を置き、髪型、ひげ、アクセサリー等について一定のルールや基準を定める企業が一般的です。円滑な事業の運営を行うためだけではなく、多くの従業員にとっての職務環境を整備するためにも、身だしなみに関する規定は現在もなお必要性があると考えられます。他方、価値観が多様化する現代社会においては、服装、髪型、ひげ等は個人的自由に属する権利として重視されるようになっており、さらに、働き方が多様化する現代においては、従業員から身だしなみの自由を求める声も大きくなるものと思われます。
　そこで、本セミナーでは、身だしなみ規定違反の該当性が争われた最新裁判例をご紹介し、身だしなみ規定に違反するかどうかの判断方法、また、身だしなみ規定に違反すると思われる従業員への対応方法について検討したいと思います。

（本セミナーで紹介する主な判例）
　・市交通局職員のひげを規制する身だしなみ基準の適法性・人事評価の適法性が争われた事例（大阪高判令和元年9月6日労判1214号29頁）
　・使用者が、性同一性障害の労働者に対し、化粧を施して業務に従事していることを理由に就労を拒否したことが、使用者の責めに帰すべき労務提供の不能に当たると判断された事例（大阪地決令和2年7月20日労判1236号79頁）

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