数ある法律事務所の中から
なぜ大江橋で働くことを
選んだのでしょうか。
大林就活当時は他の大規模な事務所と迷っていた部分もありましたが、取り扱っている業務分野の幅が広く、かつ、案件の規模の大小についてもバリエーションがある点が、大江橋への就職を決めた一番の決め手だったと思います。業務分野は、実際に案件に携わらないと自分に合うかどうかは判断が付かないと考えていたので、キャリアの最初期は自ら手を挙げればどんな分野の案件でも取り組むことができるような環境で働きたいと考えており、その点において大江橋は理想的でした。
また、案件の規模については、多数の弁護士が協働して行うような大規模な案件もあれば、1,2名で担当する比較的少人数で稼働する案件もあり、その両方を並行して経験できるという点に魅力を感じ、大江橋を選ぶことにしました。
佐々木私は、所属弁護士の顔や名前を覚えられる規模の事務所がよいと考えていたので、大手というよりも準大手といわれるような中規模な事務所を中心に見ていました。その点でいえば、大江橋は現在所属弁護士数が全体で160人程度、東京オフィスだけで80人程度ですので、ほどよい規模感であると思います。
また、私は特に訴訟に興味があり、大江橋の多くの弁護士が訴訟に真剣に向き合っているという点にも惹かれました。最終的な決め手としては、リクルートで出会う各弁護士の人柄や、自分が大江橋で働いているイメージが具体的に持てたところが大きかったと思います。入所後の現在、リクルートで接していただいた先輩方と実際に一緒に働いていますが、学生のときに見えていた大江橋の姿と、中に入ってから見える大江橋の姿との間にギャップや違和感もないので、その点は良かったと思っています。
中村一人ひとりの個性や長所を尊重してくれて、事務所全体としてそれを伸ばしていこう、応援していこうという大江橋の雰囲気が気に入ったからです。ロースクール生として、初めて大江橋を訪問したときから、実際に働くようになった現在まで、大江橋らしさは一貫して感じています。当時は一学生にすぎなかった私にでさえ、学生担当のアソシエイト弁護士が私の興味関心やバックグラウンドに合わせてパートナー弁護士との面談を設定してくれたり、パートナー弁護士がリサーチのフィードバックの時間に親身にキャリア相談に乗ってくれたりと、個性・長所だけではなく人を大切にしてくれる事務所だと感動したことを覚えています。
また、現在約160名の弁護士が在籍する事務所なので、企業法務を中心に一通りの分野を経験できて、様々な業務を経験しながら自分が興味・関心のある分野の案件も相当数関与できることも、大江橋を選んだ理由の一つです。私のキャリアは少し特殊で、臨床医として働いてからロースクールに進学して弁護士になりました。このようなバックグラウンドを活かしつつ、幅広い分野を経験して弁護士としての基礎体力を付けながら、医療・ヘルスケア分野の専門性を高めていける環境が私にとって打ってつけでした。
中塚ロースクール生時代に色々な事務所を訪問しましたが、大江橋の弁護士が、自身がこれまでされてきた仕事のお話を楽しそうに誇りを持ってお話されているのを見て、私もいつか弁護士になるときには、このような弁護士になりたいと思ったことが一番大きかったです。また、大江橋内の他の弁護士の良いところを誇らしげに話している姿も印象的でした。入所後もその感覚は変わらず、近くに目標が見える状態で、少しでも先輩方に近づいていけるようにと思い、日々努力しています。
大江橋の教育制度や先輩弁護士との
関わりなど執務環境について
教えてください。
大林1年目であっても主体的に業務に携わりながら実務家としての素養を磨くというスタイルが大江橋の基本的な教育の形です。当然ながら若手のうちは方向性を誤ることも多々ありますが、そのときは先輩弁護士が軌道修正してくれますし、分からないときには先輩弁護士に気軽に相談できるのは非常にありがたいです。大江橋の弁護士は、年次を問わずに弁護士同士でのディスカッションを歓迎する印象がありますので、積極的に自分の意見を伝え、議論を交わして考え抜いた末により良い道筋を見つけることが最も成長につながると感じています。
中塚OJTが主であり、とにかくまずは何でも実践して学ぼうということで、大抵のことは前面に出て対応させてもらっています。依頼者との日々のコミュニケーションは勿論のこと、相手方と直接のやり取りを行うこともあります。入所前に、アソシエイトの頃からそのような役割を担うと聞いていたときは不安だったのですが、いざ実践してみると、先輩弁護士が後ろでサポートしてくれますし、分からないところがあれば相談にも乗ってくれるので、想像していたよりも安心して日々の業務に対応することができています。また、そういった経験を通じて少しずつ自分で対応できることが増えていくので、自分自身の成長を感じることができています。
中村入所直後の話をすると、研修期間が数か月間ある事務所もあるのに対し、大江橋では主な研修は3日間だけで、それ以降は実務の中での学びを重視しており、この点は大江橋らしいところだと思います。
日々の業務では1,2年目の弁護士であっても依頼者との会議において、自分が調べたことについて説明する機会もありますし意見を求められる場面も少なくありません。ただ会議に同席するだけでなく、積極的に参加することを求められますので、若手でも責任感を求められる点で早く成長できる環境があると思います。
先輩弁護士との関わりについてですが、面倒見が良い方ばかりで、どんなに忙しくても自分の成果物に対して丁寧にコメントや修正をしてくださいますし、必要に応じて説明や議論の機会を設けてくれることもあります。これは、パートナー弁護士だけではなく、シニアのアソシエイト弁護士でも同様で、若手からの質問・疑問に対して時間を割いて丁寧に教えてくれるので、他の事務所から大江橋に移籍してこられた弁護士が、大江橋の先輩アソシエイトは優しすぎるのではないかと驚いていたこともあったくらいです。
佐々木1,2年目の弁護士には指導担当の弁護士がつき、1,2年目の弁護士への新しい案件の打診は指導担当を通じて行われることになっています。指導担当の先輩弁護士は、私の繁忙状況の管理や分野の調整等をしてくださっており、良く気にかけていただいています。一般論として、1年目の弁護士はやりたい分野があっても事務所に対してなかなか言い出すのが難しい場合もあると思いますが、大江橋では自分が希望している分野を伝えられるチャネルが指導担当制度以外にも複数ありますし、私の場合は、1年目からまさに希望した分野の案件に積極的に関与できているので、早い段階から希望を酌んでもらえる制度はありがたく思っています。
オフの日は何をしていますか。
ワークライフバランスは
保てていますか。
佐々木元々インドア派なので家で過ごすことが多く、休日は映画を観たりゲームをしたり、趣味の料理をしたりしています。基本的な働き方や労働時間は自由なので、平日であっても案件の状況に応じて、個人の時間を持つこともできます。
今後キャリアを積んでいくにあたって、出産や育児を考えるようになると思うのですが、先輩弁護士のスケジュールを見ていると仕事と家庭を両立されていて、そのような人が身近にいるのは、将来のキャリアとしても不安がないと感じています。
中村私の場合は、前職の社会人時代に結婚しており、今は小1と1歳半の娘がいるので、オフの日は家族と過ごす時間を大切にしています。
企業法務を扱う事務所であれば、時期や案件の性質によっては集中的に頑張らなければならないタイミングがあると思いますが、週末や連休に家族で出かける時間を取りたいときには、前後の平日に調整することでまとまった時間をつくるようにしています。また、平日であっても、送迎や授業参観などの子どもの行事があるときは、在宅勤務を利用しつつ、その時間帯には仕事を入れないことで対応することが可能です。大江橋は、性別や年次を問わず、家庭と両立をしている弁護士が多いですし、育休や各種補助などの制度も整備されているので、子育てへの理解がある事務所だと思います。
大林学生時代から旅行が大好きなので、仕事の合間を見つけて同業の友人と出かけたり、一人旅をしたりしてリフレッシュしています。1年目はあらゆる業務が初めての経験なので、何をするにしても時間がかかってしまうのは避けられないのですが、その中でも働く時間とプライベートな時間をどのように配分するかについては自身の裁量にゆだねられていますので、忙しい時期であっても自分の時間を見つけて、おいしいご飯を食べに行ったり、映画を観に行ったりと息抜きの時間を作ることで、バランスの良い働き方を自ら組み立てることができると思います。
中塚休みの日にはテニスをしたり山登りをしたり、アウトドアな活動をしていることも多いです。筋肉痛になったりして平日より疲れていることもありますが、リフレッシュにはなっているように思います。
ワークライフバランスについては、最初の頃はオフの日でも仕事のことを忘れることができず、それがストレスになっていましたが、少しずつ時間的にも精神的にも切替えができるようになってきたように思います。職業柄、勤務時間が固定されているわけではなく、案件の進行に合わせて対応しないといけないこともあるので、仕事とプライベートの時間を完全に分けるのは難しいですが、自分なりに切り替えてワークライフバランスも大切にしたいと思っています。
やりがいを感じること、
いま課題として感じていることは
ありますか。
中塚若手には、事案の事実関係を事細かに把握することや最初のリサーチが求められることが多いですが、それらをしっかり把握・検討した上で、先輩弁護士ときちんと議論ができた結果良い結論が出ると、準備がしっかりできたことに安心感を覚えるとともに大きな達成感を感じます。他方、それらの準備や検討が甘いと、うまく議論が進まなかったり、先輩弁護士から教えてもらうばかりになったりするので、そうならないように、できることをしっかりしていきたいと感じます。
私は事業再生の分野の仕事を担当することが多いのですが、分野の性質上、直接中小企業の経営陣の方とやり取りをすることが多く、その際自分に対して感謝の言葉をいただくことがあります。単純ですが、そのようなお言葉をいただくと、案件で大変なことや難しいことがあったとしても、本当にやってよかったなと思いますし、より一層頑張ろうと励みになります。
大林新人のうちは全く知らない分野の案件にいきなり飛び込む状況ばかりなので、非常に苦労はしますが、自分が必死に検討した案が採用してもらえたり、依頼者に感謝していただけるようなときには、達成感があります。現在私が担当している訴訟案件は、全体像を掴むだけでも困難な大規模案件ですが、最終的に判決が与える社会的な影響等を考えると身が引き締まる思いになります。
佐々木日々課題を感じています。チームで1つの分野の案件に継続的に取り組む他の事務所と比べ、大江橋では常に新しい分野の案件に出会うので、新しく勉強しないといけないことがたくさんあります。入所して10か月ほど経った現在でも、初めて取り組む分野の案件が多数あります。
ただ、新しい分野の案件の中でも、以前に自分が対応した他の案件の知識が活かせたり、全く異なる分野の案件で扱った論点が別の案件で活かせたりと、総合力を少しずつ積み上げていけているのを感じたときには、成長ややりがいを感じます。
中村私が法曹の道を目指したきっかけは、臨床医として患者さんの意思決定の問題に直面したからです。患者さんが自分の意思を伝えられなくなってしまった際、ご本人があらかじめ治療に関する意思表示をしていたにもかかわらず、ご家族の意向が優先されてしまう場面に遭遇し、患者さんの意思決定支援や医療代理人の役割に興味を持ち、法曹の道に進みました。前職の繋がりもあって、今は弁護士として病院の医療安全管理部と一緒にお仕事をさせていただいているのですが、訴訟代理人として有事のときだけピンポイントに関わるのではなく、平時から継続的に医療安全や臨床倫理に関わる仕事にやりがいを感じています。今まで弁護士が医療現場の意思決定に直接関わる機会は乏しかったので、今後、医療機関からニーズのある分野を開拓して弁護士として活躍できる場を広げていきたいと考えています。
将来どんな弁護士になりたいですか、
またどんな仲間を増やして
いきたいですか。
中村今は2年目の弁護士として様々な分野の案件の経験を積み重ねているところですが、中長期の目標は、医療・ヘルスケア分野を中心に取り扱う弁護士として、ヘルスケア企業や医療者、そしてその先にいる患者さんに貢献できる弁護士になりたいと思っています。特に、法律を知っているだけではなく、患者さんと医療者の悩みを理解した上で、大江橋での幅広い経験を活かしてバランスの取れた問題解決を助言・提案できるような弁護士を目指しています。
自分が向いていることや好きなことは実際に働いてみないと分からないと思いますが、自分の個性や強みを活かして主体的に行動し、自分が目指す道を切り拓いていける仲間が増えていければいいなと思っています。学校や試験の成績だけではなく、個性や多様性も尊重するところが大江橋の良さだと思っていますので、少しでも大江橋に関心を持っていただける方には、ぜひインターン・クラークなどに応募いただきたいです。
中塚依頼者に対して、その時点における適切な選択肢を与えられる弁護士になりたいと思っています。案件で先輩弁護士と協働する中で、先輩弁護士が、依頼者が思ってもみなかった選択肢を提案し、案件を良い方向に導くという場面を何度も見ています。特に事業再生の分野では、依頼者が廃業という選択肢しかないと考えていることも多いのですが、日々変化していく状況を常に捉えて他にどのような選択肢を採り得るかを考え、その時点での最適な選択を提示できる弁護士になりたいと思っています。
大江橋は多種多様な人がいる事務所ですので、個性豊かな人がいる環境を楽しめる方、しっかり自分で考えて、依頼者や先輩に対しても自分の考えを表現できる方だと、楽しんで一緒に働いてもらえるのではないかと思います。
大林専門とする分野を持ちつつも、他の分野についても依頼者が抱える問題があれば、自分の言葉でアドバイスできるような弁護士を目指したいという思いは常にあります。自分の専門性を高めることは重要ですが、その一点に集中するだけでは依頼者の抱える幅広い法的な問題に対応できないと思いますし、他の分野を知ることで、自分の専門分野についても色々な視点から考えることができるので、プロフェッショナルとジェネラリストを両立させ、依頼者を含め様々な人に信頼していただける弁護士を目指したいです。
大江橋の特徴として、それぞれの弁護士が個性的で、かつ個性に干渉せずそれを受け入れるような文化がありますので、個性に埋もれないように、自分の考えを強く持って、一緒に仕事を頑張ってくださる方に入っていただきたいと思っています。
佐々木クライアントや協働する弁護士に信頼してもらえる弁護士になりたいです。まだ特定の専門分野はありませんが、色々な分野の案件を経験していく中で知識を身につけ、ゆくゆくはこの分野であれば信頼してもらえるというような総合力に裏付けられた専門性を持つ弁護士になりたいです。
1,2年目のうちは色々な分野の案件に関わる機会があるので、そのような幅広い経験を楽しめる方だと一緒に働いていて楽しいのではないかと思います。それは知的好奇心や社会への関心の幅広さにもつながっていると思います。様々なことにアンテナを張っている方だと一緒に働いていてお互い楽しいですし、年次に関係なく私も学びを受けられると思うので、そのような方が仲間になってくれると嬉しいです。