大江橋法律事務所 CAREERS

一人一人がプロフェッショナルとして、自ら考え、自ら律し、自ら判断する

一人一人がプロフェッショナルとして、自ら考え、自ら律し、自ら判断する

弁護士|53期|2000年入所

牟礼 大介

プロフィール詳細

これまでの弁護士キャリアについて
教えてください。

2000年11月に弁護士登録をして大江橋法律事務所に入所しました。丁度私が入所したときに指導担当制度ができ、創設者の一人である石川が指導してくれたのですが、最初に接したのがオーストラリアのダンピング課税の案件であるなど、どれも高度で新人がついていくのは大変でした。ただ、石川の弁護士としての生きざまを間近に見られたのは、今でも私にとって大きな財産です。
留学までの間は、分野を決めずに様々な案件に携わり、訴訟や事業再生、M&A、企業刑事事件、個人の家事事件などバラエティに富んだアソシエイト生活でした。
その後、2006年から2008年までアメリカに留学しました。留学中は当時興味があった労働法や環境法を中心に勉強しましたが、海外経験が乏しく語学も苦労しました。もっとも、今となっては、留学で苦労したことが人としてのキャパシティを拡げてくれたと感じています。
帰国後間もなくパートナーとなりましたが、そのころから、労働法務を中心に据えて業務を行うようになり、現在に至っています。

現在の専門分野について
詳しく教えてください。

私が事務所に入って最初に感じたのは、クライアントの方々が優秀であるということです。そのため、自分の能力で弁護士としてやっていくためには、何かの分野に詳しくならないと難しいということでした。若い間は、自分の興味や世の中の動向等を見ながら、どの分野をやろうか考え、行きついたのが労働法でした。個人事業でない限り、業種・規模を問わず企業は人を雇用していますから、裾野が非常に広い法分野といえます。
労働法は一見取っつき易い分野ですが、規範が抽象的で解釈の幅が広く、それ故に教科書を読んだだけでは実務が分からないことも多いため、裁判等を含めた経験の積み重ねがスキルとして活きやすい分野です。
また労働法は、企業法務の中では、人間の感情や生活等といった人間に対する理解が求められる分野です。使用者側で労働法務をやるというと勘違いされることもあるのですが、大切なことは、誰かをクビにすることではなく、企業が力を発揮できる体制や環境を整えることであり、具体的事案において適切なアドバイスをするためには、人間への理解とバランス感覚が重要だと感じています。

若手弁護士を育てるとき、
心掛けていることを教えてください。

まずはその若手弁護士がどういう人かを見定めることです。人によって得意・不得意があり、能力も個性も異なっているため、どういう風に接したら最もその若手弁護士が伸びそうか、ということを考えています。
たとえば、コミュニケーション能力一つをとっても、最初から上手にできる人もいれば、人見知りだったり先輩に気後れする人もいますので、個性に応じて接し方を変えたり、お願いする案件を考慮したりします。弁護士業は人と接することが避けられない仕事ですが、後者のタイプでも、案件等を通して自信がつけば、ちゃんとやっていけるようになります。また、こちらが何かを教えようとしなくても、自分で勝手に伸びていける、たくましい若手弁護士には、案件をお願いした後は余計な口出しはしないようにします。
それ以外には、これは若手弁護士に限らないですが、ユーモアや笑いをどこかで添えるとうまくいくことが多いということでしょうか。

大江橋の職場環境、
雰囲気はいかがですか。

私が入所して今年で20年になりますが、この間、事務所は徐々に大きくなってきました。そのように大所帯になっても、大江橋には、一人一人の自由を大切にする気風が生きていると思います。基本的に、大江橋では、パートナー間でもアソシエイトに対しても、「何かを命じる」ということを由としません。一人一人がプロフェッショナルとして、自ら考え、自ら律し、自ら判断することがよいと信じています。また案件に接したときに、年次に関係なく、自分ならばどうするかを考え、意見することが期待される事務所であると思います。昔から、そのような活発な議論が、よりよい方針やアドバイスとなってきた姿を見てきました。
事務所の同僚を見回すと、自分の道を切り開き確立しようと努力する弁護士、実際にそれに成功している弁護士、その成功に満足せず更に高めようとする弁護士が多く所属しています。そのような高い意識の先輩・後輩に囲まれていることで、私自身も日々やる気や刺激をもらっています。

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