きっかけは大学時代に法学部へ入学したことでした。漠然とではありますが、法律を学ぶ中で法律は知識として、衣食住と同じ様に、人が生きていく上で必要不可欠なものであると感じました。また、実体験としても法律の手続に関わる機会があり、さらに法律の重要さを感じることになりました。これらのことから、法律は意外と生きていく上で必要なことと捉え、なかでも法律事務を扱うような仕事をしたいと思うようになりました。元々、アルバイトやサークルでマネージャーをやっていたことから人のサポートをすることに楽しさややり甲斐を感じていたので、法律のプロフェッショナルである弁護士をサポートしたいという思いから、弁護士秘書という道を選びました。
就職を決めるポイントとして、それぞれ軸となるものがあると思います。私の場合は、①職場環境の良さ、②女性が長く働き続けられることをポイントとして就職活動をしていました。就職活動をしている時は、法律事務所で働きたいと思ったものの、他の職種のように何社も説明会があるわけではなかったので実際にどのような仕事をどのような環境でしているのかは全く想像が出来ないものでした。ですが、大江橋の説明会に参加し、弁護士や秘書が話している雰囲気を見て、仕事内容はもちろん、何気ない会話の中でも、暖かい雰囲気や思いやりを感じ、一人一人を大事にしてくれる職場環境だと思ったことが大江橋で働こうと思うに至った理由です。また、大江橋では会社法務や知財、労働関係等の企業法務だけでなく、海外の案件なども弁護士が取り扱うケースが多く、そういった様々な業務に関わることが出来る点も非常に魅力的でした。実際に働いてみても説明会で感じた一つ一つが実感できている今日この頃です。
先輩方は自分の仕事に誇りをもって仕事されていて、尊敬できるとても頼りになる方たちばかりです。「弁護士秘書」という職種と聞くと、とても堅苦しいイメージがありますが、大江橋の弁護士と秘書は割と気さくな方が多く、事務所全体が職種の垣根を超えて、自然とコミュニケーションをとれるような雰囲気があります。そのためか、入所１年目の時から分からなくて困っていることがあれば、どの先輩でも丁寧に優しく教えてくれましたし、反対に、先輩であっても年次関係なく、分からないことがあれば後輩に聞いてくれるので分け隔てのない雰囲気も感じました。また弁護士に少しでも効率的に気持ちよく、集中して仕事のできる環境を作るという共通意識のもとで、秘書同士の協力体制が出来ています。例えば、業務が一日に集中してしまったとき、急ぎで対応をしないといけないときなど、「何か手伝えることありますか？」「手分けしてやりましょう」など積極的に声をかけてくださり、皆フォローに入ってくださいます。また、効率良く仕事をこなすという仕事の面だけでなく、プライベートとの両立も実現されている方が多くいることにも刺激を受けています。
弁護士秘書の業務内容は裁判に出す書面や契約書の誤字脱字チェック、必要資料の取得手続きという法律事務面から、出張手配やスケジュール管理などのいわゆる秘書業務という風に多岐にわたります。また、大江橋では担当する弁護士によって、扱う法律分野が異なることもあるため、常に新しいことに挑戦が出来る職場だと思います。あまり経験できないことかと思いますので、ひとつでも多くのことを経験して、弁護士と信頼関係を築き、希望されていることを察して先回りして臨機応変に行動できる秘書になりたいです。今はまだ、目の前にある仕事をただただ処理するだけで精一杯の状態ですが、お手本となる先輩方がたくさんいらっしゃいますので、自分なりに吸収して成長していきたいと思っています。
彼女は採用の最終面接の時に初めて会いました。明るい気立ての良さや真面目に仕事に取り組もうとする気概を感じたことを覚えています。
実際に事務所に入所してからは、私のサブ担当秘書として一緒に仕事をしました。
入所1年目で周りのことが分からないながらも、一生懸命に仕事を覚えようとする姿や、先輩秘書や弁護士と柔軟にコミュニケーションする彼女の仕事ぶりに感心しました。
弁護士にとって、秘書とは、仕事の大事な仲間です。
スケジュール調整、書面の準備、クライアントの応対をはじめ、弁護士がより良い仕事をクライアントに提供するうえで、欠かせない存在です。
